MURAGIMO VIBES
群肝って、五臓六腑のこと。
昔の人は、五臓六腑に心が宿ると考えていた。
アタマよりカラダの方が正直ってことだ。
心臓あたりが踊る。肝臓あたりがチクチクする。胃袋がピクピクする。
合理を問うばかりではなく「むらぎもの心にとひて」生きていきたい。
1987年生まれのカメラマンと1962年生まれのコラムニスト。
年の差25歳のVIBESをお届けする。
答え探しなんてクソである。
五臓六腑に聞くだけだ!!
【 #84. "人生どこで間違えたんだろう!? " 】
"人生どこで間違えたんだろう!? "
なんて振り返ったところで『あのときのあそこだ』みたいには、大抵、特定できないものである。
いろいろんなことが重なり合って、少しずつ狂い出していく。
そんなものであるからして"人生どこで間違えたんだろう!?"って疑問自体にあまり意味はない。諦めるしかない。
・・・であるならば、肌寒いくらいころの川のほとりで"人生は間違いばかりだ"と肯定してあげるくらいでちょうどいいのではないかと思う次第。
一昨年の今頃、何に悩んでいたかさえ忘れている。
今年の抱負は何だったのか!? なんてもはや記憶にない。
来週半ばには、師走だ。
2021. 11. 27.  10:48
【 #83. 賢者タイムの水曜日!! 】
男の絶頂はなぁ
高が知れているのである。
お参り程度である。
死ねない。
2021. 11. 03. 09:48
【 #82. 寝取られの水曜日!! 】
A
友達の彼氏、めっちゃ奪いたくない?
B
わかる!付き合っている人がいるんやから、ひとつはいいところあるっていう保証あるしな!

不倫も同じ理屈なのかもしれないと考える水曜日の朝。
"盲信"の色恋沙汰など、ワタシは、信じない。
2021. 11. 03.  9:37
【 #81. 心穏やかに。】
貴方がいなくなっても
ワタシは、きっと、お腹が空いちゃうし
のうのうと生きていっちゃうんだろうし
心穏やかに、
なるたけ、心穏やかに、と
つるべ落としの蒼い宵を迎えちゃってるし。
秋だなぁ。
少しだけ寂しいなぁ。
やっぱりいてくれたらなぁ。
2021. 10. 04.  10:00
【 #80. 夏も終わりの中洲の空 】
台風が過ぎて、
すっかり空が秋めいた。
短パンで打ち合わせに行くのが憚れるようにもなった。
でも、この空を"秋の空"とは呼びたくない。
"夏も終わりの中洲の空"である。
なにも起こらないままに、この夏も終わった。
まだ、芯の方が、少しだけアツい。
2021. 09. 19.  16:52
【 #79. パラレル 】
ずっと平行線でも
同じ景色を見ることができていれば
それはそれで大丈夫なんじゃないかと思う。
ずっと平行線だと思っていても
一度は交わっていることから始まっているから
それはそれでそういうことなんだろうと思う。
2021. 09. 07.  9:25
【 #78. 気を遣われているだけ!? 】
年下の人と仲良くなれた気になるな、
気を遣われているだけだ!!!
うーん、なんとも耳が痛い!!!
ワタシのことか!?
気を遣われているだけなのか!?
そうなのか!?
あ!?
もう化石か!?
恐竜だったら、まだ、いいのだけれど!?
2021. 09. 07.  9:10
【 #77. プロとアマの差。】
"カメラが安くなって、誰もが写真をとるようになった頃の話。「これじゃプロのカメラマンは大変じゃないの」と聞かれた時「大歓迎です。誰もが撮れればこそ、プロとアマの差がわかります」と答えた人がいます。文章とメディアもたぶんそう。"
みんなが企画書を書けるようになってから
みんながSNSに投稿できるようになってから
みんながブランディングなんて言い出してから
アマ大歓迎!!になったからこそ稼げるのがプロである。
夕焼けの反対側は、きっと朝焼けだ。
暮れる向こうには、昇る景色がある。
うーん、なんとか、もうちょっと頑張る!!!
2021. 08. 23.  8:14
【 #76. " 何を見ようとしているか!? " がアウトプット。】
"目は心が理解する用意があるものだけを見る。"アンリ・ベルクソンというフランスの哲学者の言葉である。
何かを書いたり表したりするということは、自分の心が理解しているもの、理解しようとするものを視覚化するということでもある。
要は、"何を見ようとしているか!?"がアウトプットである。心の理解を広め、さらに深めるためには、表すしかないのだと思う。
そんな大事なことに気づいたのは40代も中盤になってから。
一生の不覚だ。
これを読んでいる若い人たちに、何度もしつこく言いたい!!!
アウトプットあってのインプットだよと・・・。
2021. 08. 14  8.59
【 #75. 残り火 】
"何も起こらない、何も目立ったことのない日常、そんな時、ヒトは何にも紛らわすことの出来ない、いのちの裸の現実に触れているんじゃないか。自分が何を目指して生きているのか分からなくなる時間も、 人生にはあっていい。そのあたりに詩が隠れていることもある。" from谷川俊太郎
何も起こらない夏。
何も目立ったことのない夏。
あと何度!?
"裸の現実にふれる夏"を
ワタシは過ごせるのだろうか!?
2021. 08. 05  8:06
【 #74. ココロの視力… 】
……人生は、いつも自分の外にある。
……じっと見つめる、その先にある。
自分の内側を見つめてもなんもない。
今日も
この夏も
外に出るだけ……
今週も、おはようございます。
2021. 07. 26  7:18
【 #73. 道理に暗い。】
高齢者から死ぬのは、自然の摂理である。
死んでるみたいに生かすのは医療ではない。
死ぬことを認めない年寄りたちの手による政治は醜い。
解決策がわからないのではない。
問題がわかっていないのだ。
道理に暗い。
人間ってのは、死ぬことがわかっている人のことだ。
大人ってのは、死ぬことを受け入れる人のことだ。
それがわかっていないリーダーの掲げる理想の国など
ただの妄想である。
2021. 07. 13
【 #72. 小学校の記憶。】
コンピュータって言葉を知ったのは1970年代の初旬だったと思う。
こんな「紙テープ」が、小学校の教室で流行った。この穴には、意味がある。
なんかの暗号みたいなものだと教えてられてスパイごっこに興じた。
小学校のいちばんの役割は、
わけのわからないものにも巻き込まれることだ。
興味がないこともむりやり勉強させられることだ。
友達がいなければスパイごっこの記憶もない。
独学でいちばん難しいことがそれだからだ。
2021. 06. 29
【 #71. 思い返せば・・・】
月曜の朝だね!?
朝ごはん、ちゃんと食べた?
週末は 、ちゃんと休んだ?
何か手伝えることはある?
たまには、LINEしてね!?
クルマ乗るときはシートベルト忘れずにな!?
もうすぐに、お盆だよ!?
おばあちゃん家に集まれるかな!?
思い返せば2年ぶりだな!?
2021. 06. 14
【 #70. 足の踏み場もないくらい。】
AI(人工知能)は、
嫌ごとをキレイさっぱり忘れたり、
過去を都合よく改ざんしたり、
きっと出来ない。
知らんけど。
忘れるのも"生きる力"である。
都合よく考えるのも"生きる力"だ。
生き死にに
深く踏み込むのも
ウロウロするのも"生きる力"だ。
もう足の踏み場もないくらい生きている。
2021. 06. 04
【 #69. 執着!? 】
“ ぼくがこれほど あなたに執着しているのは、 たぶんあなたを 自分で勝手に作り上げているからだ。” 
とは、星の王子様の名台詞である。
鏡で自分の顔を見る。身体を眺める。
ぜーんぶ頭の中で良いように自己補正されている。
鏡で見ている自分は、決して真実の自分ではない。
鏡の中の自分は、勝手に作り上げた自分だ。
あれほど執着した女性と一緒に見た
あの鮮やかな夕焼けとて、
ワタシが勝手に作り上げたものである。
梅雨の晴れ間の太陽は、もう真夏のそれだ。
アスファルトが匂ひ立つのも、もうすぐだ。
2021. 05. 29
【 #68. ”何も”起きてないんですよ。】
“ 1人でいる暇な時に限ってネガティブの穴にハマることが多い。
そんな時、鳥瞰図的な視点で自分を見てみると、ただソファに座ってたりベッドに横になってたりするだけなんですよね。
心は荒れているかもしれないけど”何も”起きてないんですよ。だから、大丈夫なんですよ。”「オードリー・若林の真社会人」
2021. 05. 18
【 #67. コトバをつくせ!!! 】
3度目の緊急事態宣言の初日となる昨日、西村大臣が会見を行い「1年前を思い出していただきながら、その時以上に徹底したステイホームを」などと話し、改めて国民に対して感染拡大防止につながる協力を呼び掛けたというニュースを聞いた。
「1年前を思い出していただきながら」って最悪。こんなにコトバのセンスがない方々が大臣であることにちょっとビックリしている。
1年前を思い出したら、この1年の虚しさしか見えてこない。その言葉で「あぁ1年前みたいにちゃんとステイホームしよ!!」とする国民がいると考えていること自体、国民をバカにししていることだと想像できないのか!?
菅内閣には、戦略的に広報を考えている方はいないのか!?
気の利いたスピーチライターは居ないのか!?
大臣が思ったことを各々話しているだけなのか!?
実情を教えてくれ!!!
新型コロナウイルスは、生き物だ。
誰もちゃんと理解できていない。
正確な予測なんてきっとできない。
そんなこたぁわかっているからさ・・・
だからこそ、状況説明に費やすコトバに力を入れて欲しい。
少しでも未来が開かれるコトバをつくすべきではないのか!?
リーダーが見るべきものは、未来だ。
語るべきは、ビジョンだ。
1年前なんて思い出したくもないままに今日を迎えている。そのことに気づかないセンスのなさに腹が立つ。
嘘でもいいから、コトバをつくせ!!
予測が外れてもいいから、未来を語ってくれ!!
月曜日の朝から、泣けてきた・・・。
2021. 04. 26
【 #66. 境界と差別!? 】
国境があったりするから世界は栄えた。
男女の境界があるから平等なんて議論は生まれる。
LGBTなんて有史以来の境界だよ。
境界と差別は違うものだ。
境界には意味がある。
境界という壁は最も偉大な発明だよ!?
壁を築いたとき、人間は初めて動物ではなくなった!!
我が夫婦の境界には、
スッカスカの有刺鉄線が張られている。
無理やり理想の夫婦なんて目指したら地獄が訪れる。
2021. 04. 25
【 #65. 水に流す。】
“アメリカのニュースで「京都の桜が過去1200年で最も早く満開になった」という話題が取り上げられていて、それを見たアメリカ人が「マジかよ…」って驚いていたので話を聞いたら、地球温暖化がどうとかじゃなく「1200年間も桜が咲いた時期を記録し続けてきた日本人ヤバ過ぎる」という驚きだった”  from 山口慶明で何とか生きてる / Twitter
原子力爆弾を落とされた唯一の国であるという事実がある。
福島の原発事故処理を抱える国であるという事実がある。
そして、原発の処理水を海洋放出するという事実がつくられる。
38億年前に誕生したといわれる地球の海。有史依頼、いろいろなものを水に流して来たのだと思う。
受け止めて来たというべきかもしれないな!?海は、なんも言わないが・・・。
だからこそ、人間の側が、記録しなきゃいけない。
続けるということに責任を持たなきゃいけないのだ。
日本は、1200年間も桜が咲いた時期を記録し続けてきた国なのである。その事実までも水に流すような外交をしてはいけない。
2021. 04. 15
【 #64. 邪(よこしま)な気持ち 】
縦糸と横糸があって、布は織りなされる。
縦の糸は、ワタシで、
横の糸は、アナタだと、
中島みゆきも言っている。
邪念の「邪」は「よこしま」と読む。
邪推もあって
邪道も歩んで
この日々は、景色豊かに、織りなされる。
“実況かどっかのスレで教えて貰ったんだけど プロレスではヒールやる人程人格者なんだそう その理由が 「まともな人間じゃなきゃ、凶器なんて持たせられねぇだろ?」 だそうで 大変納得してしまった”
邪(よこしま)な気持ちのわからないようなまともじゃない奴とは、この晴れた日曜日を共にしたくはない。
2021. 04. 11
【 #63. 桜は、美しい。】
「サクラは美しい」と書くと「サクラより美しい花がある」という人が出てくる。
だったら「サクラは美しいが、サクラより美しい花もある」と書く。それはもはや書く必要もない駄文だ。
表現というのは、「勇気」のことだよ。
「サクラは、とても美しい」より「桜は、美しい」と書いた方が、美しい。美しいだけの方が、美しいのが日本語だ。
日本語で書くというのは、「捨てる」ことだよ。
2021. 04. 03
【 #62. 淡い期待。】
“人間歳を取ると衰えてくる部分の一つに「相手の話を最後まで聞けなくなる」(開始何秒かのセンテンスだけ聞いたら、自分なりの"きっとこういう話だろう"に引き寄せて早々に解釈し、決めつけ、相手の話を遮って答え始める)」があるけど、早ければ40歳ごろ、遅くとも9割の人間は50歳までに発症してる。
これってつまり自分の中のストックワードで処理できる範囲ですべて応答したがるようになる、ということなので、より根本的には、老いることの核心は「他者と出会えなくなる」なのだと思う”
未知への淡い期待だけで生きていける。
サクラもチラホラ咲きはじめたよ。
今週も、よろしくたのんます!!
2021. 03. 15
【 #61. 半熟夫婦。】
男と女の恋は、
誤解して始まり
理解して終わる。
理解するまでに
結婚をして
グッチャグチャになることだ。
2021. 03. 12
【 #60. 解決策 】
ウンコをしているとき。
寝るとき。
つくづく独りだなぁと思う。
長い長い自分探しの末に辿り着いたのは、他者の記憶の中にある自分以外は、独りだなぁと。
それは、自分ですらないなぁと・・・。
何者でもない。
答えもない。
他者がいなけりゃ独りである。
だから、どうするか!?が解決策である。
咳をしても独り。
止まったら独り。
2021. 03. 05
【 #59. 今日をきれいに生きるには!? 】
家をきれいに保つには、
人を呼ぶのが一番だ。
心をきれいに保つには、
人と会うのが一番だ。
今日をきれいに生きるには、
人と会う約束するのが一番だ。
2021. 02. 26
【 #58. 石の下にも・・・】
“転職はキャリアアップじゃありません。"居場所"探しです。プロスポーツの移籍をみればその意味は理解できるでしょう。自分がより活躍出来る場に動くのであって、実力は自分で蓄えておかねばなりません。転職先でスキルアップなんてないですよ。これは転職希望者全員が肝に銘じておいてね”
石の上にいても、
石の下にいても、
蓄えている実力は同じである。
石の上にいても
石の下にいても
悔しかったならスキルは磨かれる。
2021. 02. 18
【 #57. 永久不滅!? 】
永久不滅ポイントの話がおもしろい。
"ポイントカードの中で一番失効率が高いらしい。失効期限がなく永久不滅とうたわれると、人はいつまでもポイントを持ち続けそのまま死んでいくと。失効期限をなくすことが失効率をもっともあげるってのが逆説的で人間の業がみえるようでおもしろい"
街を歩いていると突然更地になって駐車場になっていたりする場所がある。
「ここには何が建ってたっけ!?」と記憶が曖昧になる。その建物に期限が記してあったら覚えていたはずなのに!?
老いての醜態は、
失効期限を晒すことなのだろうか!?
記憶に遺したいという最後の欲望なのだろうか!?
2021. 02. 11
【 #56. ドアを開ける前に... 】
“この国では「どんなに傷ついたかわからないのか!」という叫び声にみんな平伏してしまうという構図が見られますが、それはおかしい。すべての人が「他人の痛みがわからない人」を悪魔のように責めたて、そうワメキ散らす人のより一層の暴力を指摘しようとしないのです。”
自分の傷を武器に人を操ろうとする人たちが、社会を深く傷つけて行く。分断ちゅうのは、こうやって進んで行く。
ドアを開ける前に...分断はない。
自分の傷は、自分が点けた灯りの下にある。
2021. 02. 06
【 #55. 創造のとき!? 】
“男子高校生が地下鉄で「初めて女の子とチューできそうだったけどマスク外すタイミングわからなくて諦めた」という話を友達にしてたんだけど、聞き耳立ててた車内の大人たち全員も経験してない悩みすぎて多分みんな悩んでたと思う。”
チューするタイミングも
飲食店の生き残りも
広告業界で活躍していたおじさんの老後も
全部、創造!?のときなのだよ。
どっちにしろ諦めたらダメなので、
次へ行きましょう!!!
2021. 01. 29
【 #54. 普通に分かち合うもの。】
将来は、何になりたいの!?
そんな問いが苦手な人もいる。
すべての人に将来の夢があると考えるのは、暴力だよ!?
やりたいことはないの!?
そんなことをいま問われても・・・。
お腹が空いた!!くらいしか答えられないよ!?
シアワセなの!?
胸を張って不幸とは言えないくらいかな!?
テメェの幸せの基準も分からないくせによ!?
普通に分かち合うものは、時間である。
コトバで分かち合うものは、イマである。
2021. 01. 16
【 #53. 真実への対処の仕方。】
世の中が不安になると「まことしやかな陰謀説」がSNSを駆け巡る。煙のないところに、火は立たない。誰かが仕掛けてないと説明もつかないことなら、その誰かを知りたくなるのは当然だ。
誰かが儲けて、誰かが損をしている合理がなくては、落ち着かない。まぁ、そういうものだと思うので、、、どの陰謀説も、一旦は、あぁぁそうなのかぁ!?と聞くことにしている。読むことにもしている。
でも、聞いた話を誰かに伝えようとは思わない。
その流布を喜んでいる誰かがいると考えるのも合理だ。
事実は、誰かの思惑より生まれている。フィクションがノンフィクションになる。それが社会の実相であるなら、世界に生きる数十億人の人間は、そんなドラマ進行のエキストラである。どこまで行っても主役ではない。シナリオの全てを知っていると言いたい「賢そうなエキストラ」になりたいだけの話である。
真実なんて人の数だけある。そんなもんに振り回されるくらいなら、なんも知らんかったエキストラとして死んでいく。我々は、どう生きたところで、結局は、誰かの合理の一部でしかない。
「私は真実を知っている」「シナリオの真意を読んだ」というエキストラを、ワタシは、やっぱり信用できないのだよ。口が裂けてもそんなことは言えない。
こんなことを書き続けていることも、陰謀説にささやかな抵抗をしていることも、たぶん、なんの役にも立たない。
そんなこたぁ、嫌というほどわかっているがなっ!?
2021. 01. 11
【 #52. いつまでも。】
書く。
話す。
言葉にする。
情報化する。
これらは、すべて固定化のための行為である。
養老孟司先生は、こんなことをおっしゃっている。
『猫の動画を撮ってみれば、よく分かりますよ。次の日に見てもまったく同じ動画ですが、現実の猫は1日年を取っている。うっかりすると次の日に死んでいるかも分からない。人間も同じですよね。情報化で固定する世界では先が読めることになっていますが、生きた世界というのは、実は読めないんですよ。』
『現物の人間と情報は違いますから。人間は絶えず変化している一方で、情報化は硬直化ですからね。僕はよく言うんですけど、本人がノイズになっているんですよ。』
移ろいゆくものを「わかった」と言葉にして止めると、いっ時は安心する。しかし、現実は、常に動いていて、気持ちは、次から次へと揺らいでいて、固定をすることはない。コンピューターからすれば、現物の人間というのは、いつまでも、ノイズの塊なのである。
軸なんてブレブレで当たり前。
朝令暮改も結講。
信念なんてありそうでない。
すぐに謝る。
ノイズの塊となった「オトナ」を全うしたい。
先の読めない「センセ」でいたい。
いつまでも。
2020. 12. 29
【 #51. 同じ朝陽はない。】
2020年の仕事が納まりそうだ。コロナの影響があったとはいえ、本年も、良い仕事がいくつもカタチになった。有り難い。
良い仕事の条件は、依頼していただける社長さんたちが、一緒に悩める時間を共有できるという点にある。
その思考や考え方が未熟じゃないから、依頼されたこちらも心して取り組む。そのアイデアや出来栄えについて、正当に評価もいただける。
陽はまた昇るのだけれど・・・その陽が沈む前に何処まで考え尽くせたのか!?その量と質が、翌日の朝の景観の精度を変えているという事実に気づいていないと、何も変わらない。成長はない。同じ朝陽はない。
"どの分野でも発注者が未熟なのがこの国の最大の不幸"である。
そういう意味において、ワタシは、誠に幸せ者である。
2020年も、良い仕事をさせてもらった!!!
2020. 12. 26
【 #50. 区切りが必要か⁈ 】
名前をつける。
定義をする。
境い目を決める。
そうやって社会には、無数の区切りが生まれていく。
もっと曖昧で良いじゃん⁈
あわいの辺りに何かがあるじゃん⁈
いちごのショートケーキは、
実は、いちごが主役じゃないじゃん⁈
一つのたいまつから何千人の人が火を取っても、そのたいまつは元のとおりであるように、幸福はいくら分け与えても減るということがない。
多様性って、そういうものだと思うのだが⁈
会議のThemaになった時点で、多様性ある社会なんて出来っこない。実に、安っぽい多様性である
2020. 12. 19
【 #49. 埋まることのないブランク。】
起業家に向いているのは
裕福な家庭で育った頭のいい不良。
日本のラップは
高学歴の遊び場みたいになってるな。
この2つのつぶやきから見えてくるのは
埋まることのないブランクである。
募集したって集まらないブランクである。
2020. 12. 12
【 #48. 灰にはならねぇけどな!? 】
のらりくらりと生きてきた。
部活も勉強も、灰になるほどは、頑張ってはいない。
仕事をはじめても、
独立起業をしたところで、
灰になるほどには、打ち込んでもいない。
力石徹などなれやしない。
星飛雄馬になんてなる気もない。
ある日突然、
宇宙から使命を与えられたモロボシダンが憧れだ。
ずっとやけぼっくいだ。
火種くらいにならなれる。
58歳で、さらに、モラトリアム。笑
どうしろと言うのだ!?
どうしようもねぇな!?
ただ暖まりにだけは来て欲しい。
灰になるほどには、燃えたりできねぇけどな!?
2020. 12. 04
【 #47. 夜と夜の間に。】
「個性的」なのに「自分がない」
「神経質」なのに「ミスが多い」
「目立たない」のに「悪目立ちする」
「自分に自信がない」のに「プライドが高い」
「他人にやたら気を遣う」のに「空気が読めない」
「自分を良く見せようとしない」のに「自意識過剰」
「マジメだけが取り得」なのに「それほどマジメじゃない」
「褒めて伸びるタイプ」なのに「褒められても伸びない」
「趣味に生きるタイプ」なのに「誇れるような趣味がない」
「独りでいる方が気楽」なのに「ハブられるのはイヤ」
「他人を笑わせることは苦手」なのに「よく他人から笑われる」
「美人・イケメンが好き」なのに「美人・イケメンが苦手」
「平和主義者」なのに「トラブルメーカー」
「他人の気持ちに鈍感」なのに「他人の悪意に敏感」
「考え込むことが多い」のに「考えることが苦手」
「ミスを深く反省する」のに「同じミスを繰り返す」
「忘れっぽい」のに「イヤな思い出は忘れられない」
「疑り深い」のに「騙されやすい」
「フケている」のに「ガキっぽい」
「外見至上主義に否定的」なのに「面食い」
「妥協してばかり」なのに「恋愛・結婚は妥協したくない」
「リア充になりたい」のに「リア充が嫌い」
「波乱万丈な半生だった」のに「逆境に弱い」
「人生に絶望している」のに「今すぐには死にたくない」
— VIPPERな俺 : ガチでコミュ障にありがちなこと
自分に、どっぷりとハマっている。
夜と夜の間に、ぱっくりと落ちている。
2020. 11. 27
【 #46. 忘れたいこと… 】
・ヒラタクワガタが逃げたこと。
・4歳年上の姉のトラウマ。
・物理の8点。
・高校のちっさな挫折。
・大學4年生後期試験のカンニング。
・大きなプレゼンでの独り相撲。
・大好きな女性とのあのときの駆け引き。
・社会の闇に手を突っ込んだ企画仕事。
こうして列記してみると
忘れたいことが、大したことない。
むしろ、仕事のネタになっている。
昨夕、アクセスバーズという脳の断捨離を受けてみた。
1時間、ただ眠った。
なーんも考えていない。
施述してくれた先生が感想をおっしゃった。
「中村さんは、悩み事とか!?ないでしょう!?」笑
忘れたいことがないことが悩みでもある。
こんなでいいのかな!?
凍雲を縫う飛行機の行先を
思いはせる時間も減った。
2020. 11. 20
【 #045. 霜月の朝 】
ワタシは「やればできる子」である。
彼は「やらなくてもできる子」である。
彼女は「できなくてもやる子」である。
霜月の朝に、
誰かを探しているのは、
「やれればできる子」である。
2020. 11. 12
【 #044. ふと、思い出す。】
1、金儲けは汚い。
2、誰とでも仲良く。
3、多数決は正しい。
学校で教えられたことは、
そんなことだったな!?と、
ふと、思い出す。
この3つを、自分なりに否定できるようになることが「社会人としてよく生きること」だということも教わった気がしている!?
そういう意味で、義務教育とは、実は、奥が深いものなのかも!?とも、ふと、思ったりもする。
ふと、
思い出すことの方から
いまを見つめること。
そう考えると、いつもの通りの風景も違って見える。
2020. 10. 31
【 #044. 空が遠い。】
空が遠い。
夏よりも確実に。
君も遠くなった。
1年前より確実に。
"ぼくがこれほどあなたに執着しているのは、たぶんあなたを自分で勝手に作り上げているからだ。"
2020. 10. 27
【 #043. Blue. 】
ただ空は、青いのだけれど。
ただ海は、青いのだけれど。
青い空の、その上は、漆黒の宇宙なんだよ。
青い海の、その底は、漆黒の海底なんだよ。
目を瞑るだけでは見えない漆黒が、きっと死んだら見えてくる。
その漆黒は、青さと隣り合わせなのである。
ひとは
なぜ寂しいのか!?
なぜ孤立してしまうのか!?
簡単には死ねないのに
青から黒へは、
簡単に転落してしまうことを知っているからである。
2020. 10. 22
【 #042. ”同じ温度の風呂に入る” 】
すれ違う女性を品定めしているなんて日常茶飯事。
高いところから眼下の街を見たら何人かを射殺する。
大麻を差し出されたら、きっとありがたくいただく。
まだ本気も出していない。
そういう最低の自分とつきあって、毎日がある。
なので、
せめて、
みんなと”同じ温度の風呂に入る”ことは心がけている。
そうでもしないと、ワタシは、きっと犯罪者だ。
答えもない。
答えも出さないままに。
”同じ温度の風呂に入る"ってぇのが日常ってもんだ。
あぁぁぁ、今週も、1週間がはじまる。
犯罪だけは犯さないで生きようと思う。
2020. 10. 12
【 #041. 遠くをごらんなさい。】
憂鬱な人に言いたいことはただ一つ。
「遠くをごらんなさい」。
憂鬱な人はほとんどみんな、読みすぎなのだ。 
人間の眼はこんな近距離を長く見られるようには出来ていないのだ。
夜空や水平線をながめている時、眼はまったくくつろぎを得ている。
眼がくつろぎを得る時、思考は自由となり、歩調はいちだんと落ち着いてくる。
前進の緊張がほぐれて、腹の底まで柔らかくなる。
自分のちからで柔らかくしようとしてもだめなのだ。
ーーー「幸福論」 著:アランーーー
コロコロ変わる女心より、秋の空だ。
女々しく揺れる男心より、秋の空だ。
遠くをごらんなさい。
大概のモノは、丸く見える。
2020. 10. 03
【 #040. 平和ボケ 】
1980年代 「日本の製品は世界一」
1990年代 「同じ値段なら品質は日本が世界一」
2000年代 「小型化技術や安全性能なら日本が世界一」
2010年代前半 「製品に使用の部品は日本のものが多い」
2010年代後半 「あの製品や技術は日本が発祥」
2020年代 「日本には四季があり水道水が飲める」
秋晴れ。
行楽日和。
平和ボケ。
2020. 10. 01
【 #039. いつもの風景 】
"恋人と別れたんだけど、今日友達に「別れたのに自転車のロックとかiPhoneのパスコードが彼女の誕生日のままでさー」つったら「俺が友達になりたいと思ったお前はそんなJ-POPみたいなことを言うような奴じゃなかったよ」と言われて完全に気持ちが切り替わって元気になった"
最強なのは、
いつもの風景。
J-POPでも
ロックンロールでもない、
パスコードも要らない、
いつもの風景である。
2020. 09. 24
【 #038. 遺言だからね⁈ 】
祝!3000本達成!なんてね?  (※)
目出度いお話じゃない。
ただ終わるのが怖いだけで続けているのよ?
“人間ね、ある歳を境に「そんな事したらアカンよ」って言う人が周りに居なくなるんだ。恐ろしい事に、ひとりも居なくなる。それは何か完成したとかそんなめでたい話じゃなくって、ただ呆れて離れていってるだけなんだけど、その「人が居なくなる」感覚を察知できないまま更に歳を重ねると本当に終わる。”
呆れて離れていかれるのが、ただ怖いだけなのよ。
だからね?お願いだからね?余計なお世話をしてください。
アカンときは、
アカンとコメントしてください!
遺言だからね、生きている限りはね。
2020. 09. 17
※  中村修治 FaceBook コラム 【 遺言3000 . 遺言だからね⁈ 】より。 https://www.facebook.com/shuji.nakamura.56/
【 #037. 大物を釣るためには!? 】
「小さなサイズの魚達とは異なる条件で釣りをすること」である。
そのためには
「先ず、小さなサイズの魚達が釣れる体験をすること」である。
そして
「魚達のサイズに合わせた遊泳力があること」を知ることである。
結局
「大物の合った流れのとこに身をおいて待つこと」である。
2020. 09. 10
【 #036. 「いつか」は来ない。】
「いつかは独立したい」っていうてる奴が独立した例を知らない。
「機が熟したら」という奴の「機」は、永遠にやって来ない。
進水式の日が決まっているから、新しい船は造船される。
いつか勝手に、船は出港しない。
「いつでも結婚したいのに」っていうてるがアラフォー女性が結婚した報告を聞いたことがない。
「良い男性が現れたら」という条件付きの恋は、いつまで経ってもはじまらない。
2020. 09. 03
【 #035.  珊瑚も白い。面白い。】
「面白い」という言葉は、本当のことが分かって目の前が明るくなるという語源を持っているらしい。
火を囲んで人が暮らしていた昔々。誰かが楽しい話をはじめるとみんなが顔を上げる。すると、炎に照らされた顔が白く浮かび上がるということから「面白い」という漢字が当てられたという説がある。
珊瑚も白いけど、胸の谷間の方が気になる。
なんともはや、面白い。
今日は、プレミアムフライデーである。
8月最後の週末が面白くなりますように!!
2020. 08. 28
【 #034.  互いの評価の外にいる。】
何人かの社長さんと仲良くさせてもらっている。
彼らからは、幾ばくかのお金までいただいている。大事な相談に乗って、素晴らしい回答を返しているのか!?へへへ・・・皆無である。
たまーに会って、近況報告をする。
忌憚のない意見を聞かせるのでもない。
ニコニコとくだらない話をする。
そろそろ話を前に進めなきゃねぇ・・・と
言い続けて10年以上が経っていたりする。
そんな関係を築けている不思議がワタシの暮らしを支えている。
最初は、一緒に仕事をした。
ワタシは、彼らの評価の中にいた。
ワタシも、彼らを評価していた。
しかし、いつからか、互いに評価の外の人間になっている。
そろそろ、あの話を前に進めなきゃねぇ・・・。
そう、そろそろねぇ・・・。
挨拶のようなものである。
2020. 08. 21
【 #033. 特別なお盆休み 】
"20数億年前、シアノバクテリアよって、酸素が大量に生産されはじめると、その当時生きていた大部分の生物にとっては、とんでもない地球環境破壊がおこったのです。地球規模の酸素による汚染です。もちろん、汚染の行き着く先は、大絶滅です。多分、当時の生物の大半は絶滅したと思います。実態は定かではありませんが、地球史上最大の絶滅が起こったはずです。"
そんなバクテリアが地球に誕生したのも、
こんな夏だったのかもしれないなぁ!?と考えたりする。
海も開いていない。
帰省もしない。
お墓参りも遠慮する。
そんな特別な夏の、特別なお盆休み。
海は、なんも変わっていないように見えるのだけれどね。
あたふた、なにかと、騒ぎ過ぎなんだよ。。。
2020. 08. 13
【 #032. 進まない話をしていたい。】
“人間が無意識で処理できる情報量は膨大(一秒当たり数兆ビット)であるのに対して、意識で処理できる情報量は極めて少ない(一秒あたり十数ビット)”らしい。
「空が青いな」
「青いな」
「夏だな」
「夏だよな」
「雨が降るかな」
「雨が来るかな」
「いいよな」
「いいよね」
進まない話をしていたい。
無意識でつながっていたい。
どうしようもない進まない時間を共にしたい。
特に、こういう夏はな・・・!?
2020. 08. 06
【 #031. 今年の夏は、初っ端から、うすい。】
逗子のホテルに2泊した。
ナイトプールがあるというのに、泳いでいる人はいない。
子どもの声もしない。
ビキニのお姉さんなど見かけてもいない。
今年の夏は、初っ端から、うすい。
カミさんが娘たちのお盆の帰省を危ぶんでいる。
待ち遠しい夏がうっすらと消えていく。
ワタシの夏に、
しがみつくように泣いてくれる蝉もいない。
誰かの夏に、
ワタシの影は、どんどん薄くなっている。
2020. 07. 31
【 #030. どこか抜けてるよね。】
女性と仲良くなるときには、常套句がある。
「変なところで几帳面ですね」
「頑固なところは頑固ですね」
「変なところでこまかいですね」
さらに、効果的なのが・・・
「しっかりしているようでどこか抜けてるよね」
他者の立ち入り禁止地区へ踏み込むための
心理的戦略キーワードである。
要は、みんながみんな・・・
「実は、寂しがりや」なのである。
「実は、誰もわかってくれていない」と思って生きている。
2020. 07. 23
【 #029.  実はさぁ・・・。】
ひとを殺してもいない。
国家機密を知っているわけでもない。
バカみたいな負債があるわけでもない。
100円ライターを万引きしたこと。
ウンコをちびったパンツを捨てたこと。
カミさんに、しょーもない嘘をついていること。
○○さんに、ちょいと恋心を抱いていること。
娘たちには、くだらない見栄を張っていること。
実は、
実はさぁ・・・と言うほどのエピソードが
ワタシにはない。
琵琶湖を眺めながら
○○ちゃんのことが好きだ!!と告白したような
実はさぁ・・・すらない。
田舎には、
苦笑いするほどの過去しかない。
さほど拓かれた未来もない。
実はさぁ・・・
夏がキライである。
お盆の帰省が近づくとなおさら。
2020. 07. 14
【 #028. もう羽化の仕方すらわからない。】
"どんなバンドで演るときも、一番下手なプレイヤーでいろ。もし自分が一番上手いんだとしたら、それは別のバンドに移る時期だ。"
ワタシは、事務所の中で、たぶんなのだが・・・企画書を書くのは、いちばん上手い。人たらしでもある。
しかし、いちばんだらしない。いろんな意味で、いちばん下手くそだと思う。
ワタシは、家庭の中で、肩身がせまい。
経済的には、支えているかもしれないが、暮らしを支えている気はサラサラない。
家庭人としては、いちばん下手くそである。
おかげで、なんとか続いている。
もう羽化の仕方すらわからない。
大人にならないまま、枯れていくのだと思う。
そういえば、先週、カミさんから・・・
「中二病!!が加速している!!」と公言されていた。
2020. 07. 07
【 #027. No happening,No Culture. 】 
いつもの通りを
いつもの通りに帰っていたら
なんも発見がない。
旅をする目的は
何かを観にいくのではなく
新しいものを発見する目を養うことだ。
想定された出口に向かう企画会議なんて
そんなものは、ただのムダである。
No happening,No Culture.
その束の間の偶然から文化は生まれる。
その束の間を感じる精神こそが文化だ。
寄り道をして帰る。
遠回りな人生を送る。
意外と、ワタシは、文化的な生き方をしているのではないか!?と自画自賛している。
2020. 07. 02
【 #026. 人間ってみんな百面相だ。】
"脳硬塞で海馬をやられてしまった年老いた父が「あの時はすまなだんな…、形だけで心もこもってなかった悪かったな、なんちゅう奴やと思ったこともあったこらいてや…」と両手をあわせて謝って泣き続けます。実の兄に,妻に,娘に,娘の旦那に…心の中にしまっていた出せなかった思いのありったけをはき出すかのように…"
「自我は、ひとつ」か!?
「私らしいは、ひと通り」か!?
実際には、違う。
「アイデンティティは、ひとつであるべき」だけど、この世の中に生きていて、なかなかそうはいかない。
ヒトは、常に目の前に居るヒトに思われたい自分に百面相をする。
「私」とは、一枚岩の本質や実態ではなく「複数の私を含む多元的なもの」なのである。
車窓に映る私。
街の中の鏡に映る私。
誰かに対峙していないときに見せる無防備な佇まいの「自分」の方が「ホントの自分」なのかもしれないな!?
人間ってみんな百面相だ。
やっかいな私が鏡に映る。
愛想笑いもしていない私がそこにいる。
2020. 06. 25
【 #025. 不倫の涯てo┤*´Д`*├oアァー 】
昭和のオッさんの戯言だと思って読んでくれ!!
“僕の知ってる社長さんは、愛人と別れても半年間はそれまでのお手当てと同じ金額を「次を見つけるまでの準備」として支払い続けることにより、「もらってる間はさすがに暴露しづらい」と「半年も経てば溜飲下がる」という2つの抑止力がはたらき、これまで一度も波風たったことがないとのことです。”
女性からタレコミされるような男は、
そもそも不倫などする資格はないのである。
所詮、不倫なんて、出口がない。
抑止力がなければ、途中でぶっ倒れて終わりである。
o┤*´Д`*├oアァー
男の方も。
女の方も。
2020. 06. 18
【 #024. 匂ひ立つくらい、青臭い。】
かのヘーゲルさんは言っている「世界で情熱なしで成就された偉大なものはなかったと確信する」と。
あのホリエモンは、事業の成功の秘訣は何だと問われて「しつこいこと」と即答している。
要は、青臭いのを恥ずかしがっていては、成就も、成功もないっちゅうことである。
愚直に、のぼせた奴にだけ、賞賛はある。
真夏に向かって、緑が匂うほど深くなる。
持て余すほどの、青さである。
最高潮な中途半端は、眩しいのである。
中途半端という意味だけにおいては、
この夏も、青臭い。
匂ひ立つくらい、青臭い。
夏の昼の青々した木蔭が
ワタシの後悔をなだめてくれることはない。
中原中也なんて、もう読めやしない青さである。
2020. 06. 11
【 #023. その光の加減で。】
碧く美しく輝く海は
その光の加減で
人間を拒否しているように見える。
海から上がって進化した生物だというのに。
満点の星が囁く空は
その光の加減で
人間を拒絶しているように見える。
宇宙から飛来した元素が全てだというのに。
いつもの階段が
いつもの道が
その光の加減で
誰かを思い出しそうになる。
もうなかったことになっているというのに。
2020. 06. 02
【 #022. 3年間の執行猶予が始まった・・・】
"結婚は、何のために存在するのか?実は「幼児性を克服するため」に存在しているようです。
家庭というものは、自分の思いを通す場所でも、甘える場所でも、ストレスを発散させる場所でもありません。
家庭は「幼児性を削って大人になる作業をする場所」として存在しているらしいのです。
結婚をして、わがままが言える相手ができた状態になったとき、いかに踏み止まって相手を受け入れるか。 
それを問われているのが「結婚の本質」のようです。
昨夜のニュースで、京都大学の山極壽一総長が「外出自粛で家族と向き合った時間がwithコロナの時代を豊かにする可能性がある」とおっしゃっていた。
人間は、弱さを克服することにより社会を持続させてきたそうだ。
生物学的に見ると、愛情は、結婚後、3年で終わってしまう。
結婚すると、普通は「ゴールイン」といわれるが、実は、結婚した瞬間から、愛情とは違う価値観を育てるための「3年間の執行猶予」が始まるとも言われている。
ソーシャルディスタンスなんて滑稽だけど、、、
「幼児性を削って大人になる作業をする距離」だと思えば、それはそれで面白いのかもなぁと思う。
「3年間の執行猶予」が始まったのだと思えば、これはこれで試されているのかもなぁと思う。
2020. 05. 26
【 #021. またね。】
校庭でさんざん遊んで
夕焼けの中で叫んだ「またね!!!」は、
間違いなく明日のことだったのに。
夕焼けに染まった会議室。
プレゼンで喋りまくって「ではまた」と別れたあの人とは、あれから1度も会ってはいない。
「またね」が軽々しく言えない大人になってしまったなぁ。「またね」って言うときは、離した手を2度と握ることがないということも覚悟しなくちゃなぁ。
歩けば歩くほど
道は遠くなるなぁ。
夜が近くなるなぁ。
2020. 05. 22
【 #020. ブサイクな知性。】
Googleの親会社であるアルファベット傘下のSidewalk Labsが、カナダのトロントで進めてきた「未来都市」のプロジェクトから撤退することが決まったというニュースを読んだ。
データの収集と監視が新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせる重要な手段であると見られるようになったタイミングで、最大13億ドルを投じると発表されていた注目のSmart City構想が頓挫した。
「データは新しい石油である」という先進的なテック企業が思い描く通りの未来に、人間は、そうカンタンに収まらないということである。
めっちゃ賢い人たちが集結して、
めっちゃお金をかけて予測した
ピカイチの計画に乗っからない。
外出自粛でリモートワークをするほどに脱Smart Cityの方がいいんじゃないかと考えてしまう。
決してスマートじゃないラーメン屋で
話し込んでたものだから
少しのびちゃった麺をみんなでかきこむ。
そんな「ブサイクな知性」みたいな観点が
改めて街づくりには、必要な気がしている。
2020. 05. 12
【 #019. 公正なソラの下で。】
オニは、ソトにいない。
うちにいるのである。
公正な輪からはずされる凶魂を、ワタシたちは、どこかで待っている。我が身にかからない火の粉は、見たいのである。
そういうオニがうちにいる。円環する生命の輪は、きっと退屈なのである。うちなるオニが、オニが見たいと騒ぎ出すのである。
公正なソラの下で、
無理矢理に天国を作ろうとすれば、
たいてい地獄ができあがる。
コロナウイルスで騒ぎ出しているのは、
ワタシたちのうちにいるオニである。
もう少しだ。
もう一息だ。
公正なソラは美しく蒼い。
2020. 05. 07
【 #018. “屋根を作ったほうが安い” 】
なぜ天候を操作するテクノロジーは発達しないのか!?
最大の要因は“屋根を作ったほうが安い”ということらしい。
全員がStay Homeを続けたら、経済が死ぬ。
全員が外出をはじめたら、生命が危うい。
withコロナの時代は、
8割の人の行動を制限し続けるのではなく
8割の人が常に経済活動に参加できる検査体制を準備して止まることのない社会を作ることじゃないのかなぁ!?
きっと、そちらの方が、結果的に経済的である。
全世帯にお金を!?なんてベタな議論も止められる。
ふたりにひとりは、ガンの宣告を受ける現実がある。2週間で済むウィルス感染による軟禁など大した話ではない。
期間限定の分断などテクノロジーが埋めてくれる。
天候など操作する必要はない。
屋根を作ればいいのである。
一時退去の仕組みが国民の日常になればいい。
2020. 04. 30
【 #017. 安吾なんて知らないよって・・・】
安吾なんて知らないよって
あの娘は言うだろうけど・・・
坂口安吾がいま生きていたなら、
外出自粛の夕暮れもようの部屋で
『堕ちろ』『堕ちきれ』と言ってくれるさ。
政治家は「選挙に墜ちたらただのヒト」になる。それを恐れて、徒党を組むことに躍起になる。
「選挙に墜ちることを恐れている人達」は、「平凡さ」や「平凡の当然さ」を怖がる。
「墜ちる」覚悟がないから、恫喝もするし、多数派にしがみつく。
そういう「墜ちる」覚悟がない政治家が遂行するコロナ対策には、甚だ、疑問である。
コロナショックの今は、お金儲けすること。消費すること。
それがアイデンティティーで、自己実現だとすり込まれてきた世の中から、もう一度「平凡さ」や「平凡の当然さ」に価値を見出す「まとも」な社会を意識するべきなのだと思う。
もしもし!?
もしもし!?
ほんの数ヶ月のうちに世相は変った。
政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。
2020. 04. 19
【 #016. ビックリするくらい「丸ごと」な社会………… 】
次女が遺して行った部屋で仕事をしている。おかげで時間がたっぷり出来た。
ちょいと今回の新型コロナウィルスの騒動で感じたことを綴って行こうと思う。ワタシは、科学者でも、経済学者でも、なんでもない。
残念ながら何も解決できない。この非常事態の中で、もはや書くしか能がない。すまん。
今から思えば、どんな大きな震災も、やっぱり他人事だった。自分の言葉で語れるのは、福岡西方沖地震くらい。
リーマンショックなんて、実体経済の現場を奔走する一介のプランナーにとっては、まったくの余所事だった。
9.11のテロは、まるで映画だ。それとて、弱い人間の起こす惨事である。何処で歯止めがかかることを信じていた。
正直に書く。
ワタシは、どんな偉そうなことを書いたり、言ったりしながらも、、、この今日の足元の地続きに、マクロな経済や、世界の営みや、地球があることなんて実感して来なかった。その「うしろめたさ」が白日のもとに晒されたのが、今回の新型コロナウィルスの騒動である。
目に見えないウィルスが、バラバラだったものをひとつにした。バラバラなのに丸ごとなのが、この社会の全体なのだということを実感した。
多様性と全体性は、両極にあることではないことを初めて実感できた気がする。この世は、ビックリするくらい「丸ごと」である。
市場原理や貨幣経済でひとまとめにされようとしていた世界に、竿を刺したのが新型コロナウィルスなのかもしれないなぁと考える。
悠長なことは言っていられない。
ワタシとて、2ヶ月先の収入が確保できるか!?どうか!?
でも、しかしだ・・・
昨夜、見上げたスーパームーンは、
あいもかわらず美しかったなぁと。
月を愛でるということは、そのすべての複雑な成り立ちや多様な関係の丸ごとを愛することだ。
今日の暮らしの地続きに、月はある。
自粛の暮らしの地続きに、未来はある。
2020. 04. 09
【 #015. 中庸っていうのはね………… 】
"これは、お釈迦さまの言った一番大事な教えなんだけれども、それは、あっちにもいかずこっちにもいかず真ん中を歩くということじゃなくって、あっちとこっち、その両方を行かないと真ん中にならないよ、という教えなの。
中庸っていうと、真ん中を静かに歩くみたいな、そういう動きのないものになっているけど、いくら安定を求めたって人は誰だって揺れてるんだよ。"
同じところに居続けようとするからバランスが崩れてしまうのである。
ブレブレでいいじゃん。
不安でもいいじゃん。
新型コロナウィルスなんて
去年の今頃は、考えてもいなかったことなのだから。
結局、真ん中になんて歩き続けられないのだよ。
カラ元気ではあるけれどな…………
余白は、まだまだ、いっぱいある。
余った時間に、いろいろ考えればいいのだよ。
2020. 04. 06
【 #014. 変える…… 】
「変える」のと「変えない」のと、
どちらが楽になると思いますか!?
どちらが得ですか!?
どちらが中長期のあなたの幸せにつながると思いますか!?
それから、まわりの人の迷惑度はどうですか!?
こうやって、
大抵「変えない」方に動く。
「変える!変える!と言い続ける保守」が支持される。
新型コロナウィルスが飛び散っている。
「変えない」方を選択したいのに
「変えなきゃ始まらない」事態が起こっている。
「変わることないための革新」が生まれるチャンスだ!!!
そっちの方が本物のような気もしている。
2020. 04. 03
【 #013. むらぎもの心にとひて 】
間違いが許される世界だからこそ、捏造は許されないのである。公文書ならなおさらである。
首相や大臣や官僚たちが、この国を良くしようとするのであるなら、その改ざんを正式に謝らなくてはいけない。
失敗もする。間違いも侵す。それを許容する素敵な社会を理想とするなら、公文書の捏造は悪である。
裏返すと、公文書を改ざんしても許される社会は、間違いが許されない窮屈な社会ということになる。
結局のところ、国民が大臣や官僚の失敗や間違いを許さないから、公文書も平気で改竄してしまう。
これもまた、因果応報である。
いったいどうしたらこの悪いスパイラルが止められるのか!?ワタシごときには、その解決策はない。
ただ「むらぎもの心にとひて」生きてはいたい。
むらぎもは「群肝」の意で、昔は五臓六腑に心が宿ると考えられていた。
お腹が痛くなるようなことはしちゃいかん!!!
ただ、それくらいに単純なことなのだとは思うのだが。
首都封鎖になるかもしれない東京の春。
国立劇場の前のサクラは、もう立派に7分咲きだ。
2020. 03. 26
【 #012. 大きめのパンプスを履いて。】
三日坊主に終わってしまうんじゃないか、なんて余計な心配はしなくていい。気まぐれでも、何でもかまわない。
ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、自分のやりたいことに手を出してみるといい。from岡本太郎
すべての条件が揃うことを待っていたら何もできない。
後々困るかもしれないが、見切りで歩き始めることである。
窮屈なパンプスを履くよりは
大きめのパンプスなら、とりあえず一歩踏み出せる。
後々困らないように考えながら
大きめのパンプスで歩くことである。
春だよ。ハル。
光も影も、後々ついてくる。
2020. 03. 14
【 #011. 平気で生きることがいちばん難しい。】
"年に1人死ぬかどうかのリスク(例:放射能、狂牛病)で国民大パニックに、年に100人死ぬリスク(例:エイズ、凶悪犯罪)で社会問題に、年に10000人死ぬリスク(例:自殺、交通事故、タバコ)で話題にもならなくなる。"— Twitter / Kazuki Fujisawa
他人に殺される人は、年間で300人ほどらしい。
自分で自分を殺す人は、年間で2.4万人もいる。
『他人より自分は、80倍も危険だ』
『新型コロナウィルスより人間は、何万倍も危険だ』
そんな事実を忘れてしまって当の人間は、アタフタする。
「人の生」には、そういうプログラムがされているのだろう。
決して賢い選択ができないのも人間なのかな!?。
平気で生きることがいちばん難しい。
信号がなければ平気で道が渡れない。
青なのか!?
赤なのか!?
あなたは!?
2020. 03. 05
【 #010. 隠れて叫ぶな!! 】
「後手後手だ!」と叫んでた人が「急すぎる!」と叫ぶ。「はっきりと基準を示せ!」と叫んでた人が「強権的だ!」と叫ぶ。
「危機感がない!」と叫んでた人が「過剰反応だ!」と叫ぶ。→雨雲 さんのツイートより
マスコミの常套手段である。
視聴率は、そうやって稼ぐ。
自分では何もしない人たちの安住のスタンスである。
なんか意見を言ってるような社会人がいっちょあがり。
隠れて叫ぶものに、道を塞がれる。
隠れて叫ぶものに、社会がつまづく。
2020. 02. 29
【 #009. 持ってけドロボー!!! 】
おかげさまで、ワタシも立派になった。
こういう朝のFBの投稿をシェアじゃなく、
パクられるまでになっている。
なんともありがたいことである。
コトバなんて、きっと誰かの受け売りである。
あいうえお・・・の組み合わせである。
どんな美文も、どんな名言も、そんなもんどこかで誰かが言ったことであるのには、違いない。
その出処が誰か?とか、何処か?とか、の議論はすごくツマラナイことである。
あの世の偉人たちは、そんなことどうでもいいと、思っているに違いない。
創造性があるかどうか!?
クリエーターであるかどうか!?
それは、その作品に触れた読者や視聴者が決めることである。
そこで、何かが「伝わる」ということは、クリエーターの受け売り具合が素晴らしいということである。良い読み手は、そういうことがわかっている人たちのことである。
先人たちの想いや行為のコピペ具合いや解釈具合いが、「伝わっている」のである。
その具合いが、絡み合って、束となって、後世へと「伝わっていく」のである。
持ってけドロボー!!
美しくコピペしてくれ!!
それも自慢だ!!
2020. 02. 27
【 #008. 水曜日、上映中!】
オールナイトで観に行ったなぁ。
トイレの芳香剤がキツかったなぁ。
早送りも巻き戻しもできない夜だったなぁ。
一旦停止もない思い出だ。
2020. 02. 19
【 #007. 教えてやる!!! 】
昭和のおっさんたちはなぁ。
人生はままならないことを、
サクマドロップで教えてもらったのだよ。
ハッカは、大人になるための味なのだ。
そうやって舐めているとな・・・
ハッカの味もベターなのだよ。
何億人の中からたった1人のパートナーを選ぶ。
結婚なんてベストな正解であるわけない。
何千万社の中から1社を選んで仕事に就く。
ベストな就職なんてあるなら教えてほしい。
偶然も、
運命も、
離婚も、
転職も、
選んだ道は、ぜんぶ正しい。
誰もわかってないから、教えてやる!!!
教えてやる!!!から、間違いは、はじまるのだよ。
2020. 02. 13
【 #006. どっさりがどっさり】
まぁるい気持ちが
どっさりあっても
仕事は三角
家庭は四角
おいしいどっさりが
底までどっさり
なにも見えないや
ちょっびりでいいな
2020. 02. 07
【 #005. 軽い嘘でもいいから・・・】

はりつめたところで
それは、一瞬。

さえているときは
ほんの、束の間。

軽い嘘でもいいから・・・
永遠だよと、溶かしていただきたい。
2020. 01. 31
【 #004. 意識の外 】

薄っすらと暮れていく。
すぐに真っ黒だな。
TAXIも待たない夕暮れだな。

この風景とて2度とはない。
何物にも代え難く尊い。

意識の外にある瞬間は、
いつもこんなに美しいのにな・・・。
2020. 01. 25
【 #003 .冬の朝 】
じっと耐える 。
じたばたしない 。
うろたえない。
平常心を保つ。
押し殺す 。
いちばん難しいのが、冬の朝だな。
2020. 01. 23
【 #002. あいもかわらず。】
お元気に、していますか!?
お仕事は、うまくいっていますか!?
優しさや強さを、君に説いていた恥ずかしい僕は、
あいもかわらず、なんとか、大丈夫です。
ちいさな秋くらいの冬だよ。
まだ、今年は、風邪もひいていない。
約束通りに、君を見守ることさえ忘れた僕は、
あいもかわらず、なんとか、大丈夫です。
2020. 01. 23
【 #001. 真っ赤な絵空事。。。】
絶対守るという約束は、
早いうちに破られる。
完全無欠のロックンローラーは、
大抵の場合、怪しい。
完璧なオトコなど
生まれて此の方会ったことがない。
完全なんて掲げる奴のビジョンは、
真っ赤な絵空事である。
完全なるものがあるとしたなら
その事実だけである。
2020. 01. 14
Back to Top